《懐古篇》2015春 北陸旅【後編】
どうも、この前人生で初めて"もつ鍋"というものを食ったりゃなんです。美味しいですねあれ。
前回北陸旅の前編を書いてからちょっと間が開いてしまいました。まあ問題ないでしょう、後編、金沢到着後について書きます。
-2015/03/03-
就寝前のぼく「明日は5時半くらいに起きて兼六園散歩しに行こう」
明朝のぼく「7時だ……」
もう案の定、恒例行事です。さすがにこれまで数日いろいろありすぎたんです。そんなこんなで兼六園カット、金沢駅から七尾線に向かいます。
さてここで七尾線のさ~らりとした~梅酒説明いきます。
JR七尾線は北陸本線の津幡駅から七尾駅を経て和倉温泉駅までを結ぶ路線ですが、昔はさらにその先、朝市で有名な輪島まで伸びていました。しかし和倉温泉以北は第三セクターののと鉄道になり、今では穴水~輪島は廃線となっていて路線は途中の穴水まで。さてぼくが今回訪問したかったのは、そののと鉄道になった部分にあるこの駅です。
その名は西岸。いったいこの駅がなんやねんということですが、この駅にはもう1つ名前があります。それがこちら
湯乃鷺駅。わかっている人はわかっていたでしょう、この駅は花咲くいろはというアニメの聖地なんです。このアニメは湯乃鷺温泉という架空の温泉を舞台にしたアニメで、その温泉の最寄り駅たる湯乃鷺駅のモデルがここ西岸駅なんですね。架空の駅名標まで設置してくれるのはありがたい。それでは比較画像どーん。
ポイントは左の駅名標、アニメ内の茶色い汚れを見事に再現してるのがわかります。それでは、この駅の駅舎の中の様子も見てみましょうか。
いやこういう聖地ってすごいですね、熱意を感じます。ちょっとぶれちゃいましたが。ちなみにのと鉄道ではほぼ毎日花咲くいろはラッピング電車を運行しています。訪れる際は時刻表をのと鉄道のHP(http://www.nototetsu.co.jp/html/zikoku.html)でチェックして行きましょう。ちなみにこの時は乗れませんでした。
駅のモデルがあれば温泉街のモデルもあります。それは金沢市郊外にある湯涌温泉という温泉です。西岸で折り返して金沢駅まで戻ってきたぼくはさっそく向かおうと、、、その前にあるところに寄りました。
ここは金沢大学、Angel Beats!というアニメの聖地です。比較画像を用意したかったのですがろくなのが無かった為みなさんでお探しください。しかしあのアニメ2010年なんだよね、時代を感じるね……。あと思ったことなんですけど、金沢大学立地悪すぎじゃないですかね。バスがすごい坂を山に向かって登って行くのを見ながら、 ぼくはいったいどこへ連れてかれるんだと怯えてましたよ。まるで天上の世界。京都大学男性収容所桂キャンパスもこんな感じなんだろうか。
さあ寄り道はこれくらいにして、今度こそ湯涌温泉に向かいます。金沢駅前のでっかいバスターミナルから北鉄バスに乗り45分、運賃600円を払い到着。
こちら湯涌温泉入口です。右下に見える二人組はおそらく同志です。じゃあ比べてみましょうか。
いやそのままですね、最初現地行ったときうぉぉぉってなりました。西岸駅は架空の駅名標がありましたがこっちには
架空のバス停。こういうの、いいですよね、有難いことです。温泉街もさすが聖地という感じで
こんなパネルが各所にありました。ぼく満面の笑み。オタクなので。あとせっかく温泉街に来たのだから温泉に入らなくては帰れない、ということで日帰り入浴、本日は湯涌温泉総湯、白鷺の湯。大人380円、せっけんやシャンプーはないので持ってない場合は受付で購入する必要があります。いわゆる共同浴場、地元の方も多いお風呂です。ちなみに建物の前には足湯もあります。バス待ちの時間にでもどうぞ。
いろいろしてたらいつの間にか暗くなってたので温泉を離れて市街地に戻りましょう。兼六園、は閉まってしまったのでその横にある21世紀美術館に寄ってみました。いわゆる「美術館」であるゾーンは18時で閉まってしまいますが、建物自体は22時まで入ることが可能です。建物に入るだけなら無料です(五七五)。
誰もいない、自分の足音の反響する夜の美術館で椅子に座りぼーっと1人考え事をする、これぞモラトリアム。このような瞬間を大事にしていきたい。生涯モラトリアム。留年とかそういうことは言わない。
さあモラトリアムを満喫したところでそろそろ移動を開始しましょう。まずはBack to 金沢駅。
何度でも言いますが金沢駅かっこいいですね、ちなみにこの日は新幹線がやってくる11日前、駅の各所で新幹線開業に合わせた駅テナントの刷新をやっていました。それを横目に見ながら21:30発の敦賀行きに乗車、福井で下車しさあネカフェへ、結構強い雨が降っていますが今日もちゃんと調査済み、簡単に着くでしょう。人の成長ここに在り。
しかしこの旅はそんな甘いものではない。
15分ほど歩いて目的地あたりに着いたはいいものの一向にネカフェの姿が見えない。歩いていると雨は強さを増し土砂降りになってきてしまった。手元のマップで調べてそこらしい所にたどり着いたが、そこには明かりがついていない、看板もない建物が。マップが間違っているのか?そうではない。
泊まる予定だったネカフェが閉店していたのだ。
さすがに大爆笑しました。2日ぶりのネカフェ難民ここに爆誕。ただ土砂降りで靴が浸水してしまっているし時間も23時半を回っているので急いでマップで代わりのネカフェ探して走りました。走ること15分、アプレシオ米松店はちゃんと営業してました。本当に良かった。熟睡。
-2015/03/04-
なぜか3日連続で浸水してしまった靴が全然乾かず辟易するぼくに現れた一筋の光明、それがアプレシオの無料モーニング。北陸にあるアプレシオ特有のサービスで、なんと食パンとゆで卵が無料で食べ放題という神サービス。疲労溜まりすぎててめっちゃ食っちゃったよ。皆さんも北陸に行った際はぜひアプレシオの無料モーニングをお試しください。
モーニング食いながらゆったりしすぎたぼくはダッシュで福井駅へ、とりあえず越美北線に乗ります。福井駅を出発し1時間弱、車窓こんな感じ。
思った以上に雪原、3月ですよこれ。ちなみに終点の九頭竜湖駅前は特に何もなかったです。
越美北線取って返して再び福井駅。そこから今度はバスに乗り次に向かったのはこちら
名は有名、永平寺。禅宗である曹洞宗の大本山です。禅といえば座禅ですよね、ぼくはやってないですが体験できるのでやりたい方はどうぞ。あとこれは寺と関係ないかもですが門前にとてもごま豆腐の店が多い気がしました。そっちも有名みたいです。
永平寺を見て回ってみたびの福井駅。まだ今のような恐竜がいない工事中の駅前を通って
名物のソースかつ丼を食いました。普通にとても美味しかったですけど普通のかつ丼とは全く別者なんだと驚いたのが正直な感想。純粋にソースかつをのせたご飯でした。
さあ旅も締め、福井から敦賀、敦賀から近江今津、そして最後湖西線に乗り
18:51京都帰着。正直に言います。めっっっっちゃ疲れました。夜の艦これアニメまで起きていられず寝落ちて、そのまま16時間睡眠するくらいには疲れました。ちなみに帰ってきたときのぼくのポエムがこちら。
今回の旅行で失ったものは靴の撥水性と時刻表の裏表紙、睡眠時間、得たものはラノベ4冊や靴にしみ込んだ足の臭い、そしてnano.RIPE曲への愛情だ
— りゃなん (@ryanan487) 2015年3月4日
ポエム特有の痛々しさは置いといて、nano.RIPEは花咲くいろはの主題歌を歌っているバンドで、友達から音源を貰ったのでこの旅の間ウォークマンでずっと聞いてたんです。今でも月影とブランコあたり聴くとこの北陸旅の光景が目に浮かぶくらいには印象に残ってます。このnano.RIPEの曲、一人旅によく合うと個人的に思ってるんですが、その中でも"夢路"という曲、花咲くいろはのEDにも使われましたが、これが本当に旅に合う、と思い旅のときは毎回聞いています。皆さんも是非聞いてみてください。
以上、ぼくの初々しい旅のお話でした。4日中3日で靴が浸水する、あまりにドタバタの連続で大変な旅でしたが、忘れられない原点の旅です。皆さんもトラブル上等で旅に出てみてはどうでしょうか。
それでは、どうも。
懐古篇、次は何をやりましょうかね。北海道か、東北か、四国か、九州か。あなたは、どれがいいですか?
《懐古篇》2015春 北陸旅【前編】
どうも、部屋が汚すぎて呆然としているりゃなんです。
このブログ、とりあえず始めたはいいものの何を書けばよいのかさっぱりわからない状況が続いていましたが、とりあえず過去の旅を振り返って記事を書く《懐古篇》、やってみたいと思います。
懐古篇をやるにしてまず最初に触れておきたい思い出深い旅、それが大学1回生の春休みにやった北陸旅です。それまで18きっぷをコミケや登山の移動にしか使っていなかったぼくはふと、「18きっぷを使って勝手気ままな旅をしてみたら面白いのではないか」と思いつき、北陸新幹線開業による三セク化を控えた北陸を目的地に据えました。今回はそんな初々しいぼくの話です。実はこの前のブログで書いたのとルートほぼ同じですが。
-2015/03/01-
春の18きっぷ解禁日の朝9時、ぼくは計画を実行すべく京都駅にいました。第一目標は高山、そう氷菓の聖地巡礼です。18きっぷ旅は既に何度も経験があるので慣れた動作で米原に到着、そこにたまたまいたのが
SL北びわこ号とかいうやつ。時刻表とか何もチェックしてなかったのにSLに出会えたぼくは「いやこれ運良すぎるやろ、これはいいことありそう」なんて言ってました。
JR東海管内に入り岐阜から高山本線に乗り換えて「は???ロングシート???うせやろ……」ってうんざりしながら揺られ揺られてたどり着いた高山駅。着いた時点でもう午後3時半。駅出たらめっちゃ大雨降ってましたが気にしない。まず観光案内所でこんなの貰います
いやーオタクですね。間違いないです。こんなマップ片手に土砂降りの高山の街をあっちへうろうろこっちへうろうろ。
聖地巡礼堪能オタクです。やっぱ楽しいね、聖地巡礼。めっちゃ雨降ってますが。あと見たらわかりますが雪が結構残ってますよね、なんとこの日の高山、最高気温4℃です(当日の京都の最高気温は10℃)。土砂降りで濡れた体、浸水した靴、4℃の気温、正直めっちゃ寒かったです。寒さから逃げるように駅の反対側にあるドコモショップまで歩き瀕死の携帯を充電。5時半ごろになり列車の時間も近いしさあ駅に戻るかと思ったら今度は雪。気温は1℃。濡れた靴下が一気に冷える。初心者にとても厳しい高山。
雪だるまになりながらも駅に着き高山本線猪谷行きの国鉄っぽい列車に飛び込んだぼく。2両編成の2両目ボックス席でびしょびしょになった靴下やバッグの中身を乾かそうとしていましたが、が、列車が高山駅を発車して3,4分経った頃
これわかります?照明が消えたんです。デッドセクションとかじゃありません。2両目だけどうにも照明がつかなくなったんです。この時点で列車は駅間ストップ。雪降りしきる高山の田んぼの中で止まってしまいます。高山まで来て車両故障で運転見合わせ、またとない経験。
結局照明はつかず次の上枝駅で運転取りやめ、どうするかってやってきた対向列車で高山に戻って次の列車をお待ちください、とのこと。17:52の列車で高山を出てから1時間かけて高山に舞い戻ったのが18:45、さらに次の富山方面の列車が20:43。追加で2時間待ちぼうけ。どこか行こうにしても外はもう真っ暗、雪はしんしんと降り積もる。仕方なく仮設待合室でアニソン聞きながら待ちました、2時間。
そんなこんなで2時間待って乗った列車、飛騨古川までは結構乗ってたんですが飛騨古川過ぎた時点でガラガラになりまして
車内こんな感じ、ぼく以外に1人しか乗ってない楽しい列車。ただこういう孤独感を感じさせる光景がとても1人旅という感覚を楽しめて個人的にとても好きなんですが皆さんどうでしょうか。
猪谷駅で乗り換え先のキハ120ちゃんを見て「ドアを手で開けて押すwwwwなんだこの車両www」とか言いながら予定の3時間遅れで富山駅に着いたのですが、さあここからがこの日の一番の見どころ。現在23時、なんと宿が決まっていません。この日ぼくは人生初の"ネカフェ泊"というものをしようと考えていたのです。ただこの前のブログを見た人なら知っているでしょう。富山駅前にネカフェは無いんです。今では歩くネカフェ辞典と化しているぼくですが当時はそんな知識もなく駅前をたださまよい歩きます。その上さらに状況は悪化します。携帯の充電が切れたんです。もはや絶体絶命。駅前で呆然とする男がそこにはいた。その姿はさながら取れたと確信していた語学の単位を58点で落としてしまった大学生のよう。あ、ぼくのことでした。
なんとかコンビニで電池買って充電を回復することで光明を見出し、マップで調べた駅から徒歩30分かかるネカフェ、ひまつぶし太郎丸店(閉店済み)に到着したのは深夜1時。疲労困憊。みんな!ちゃんとネカフェはある程度調べて行こうな!!!!ちなみに人生初のネカフェで何も知らなかったぼくはフラット席をとらずリクライニングシートで寝て次の日体がガチゴチに固まったとさ。
-2015/03/02-
艦これやらなんやらをして前日の就寝時間は結局2時、それでも起床はなんと3時半。こいつ馬鹿じゃねえの(本当は前日もっと早くネカフェ入りする予定だったから仕方ない)。それもこれも3セク間近の北陸本線に乗るため。駅まで30分歩く途中にある
ここ富山城公園で早朝にもかかわらずWonderful Rushを踊ったりブランコに乗りながらハナノイロ歌ったりしました。The モラトリアム。
富山駅で直江津行きの列車に乗り込みとりあえず爆睡。直江津着いて街を回ったあと再び富山行きの列車に乗り込み爆睡。お前せっかく親不知の景観いいとこ通るのに寝てばっかやんけ!!!
先ほどの爆睡で幾分か体力を回復したぼくはこの日のメインであるゆるゆりOVAの聖地巡礼に向かいました。お話の流れとしては女の子たちがJRとバス乗り継いでキャンプ場に行き、みんなでキャンプを楽しむお話。そのモデルとなったキャンプ場に行こうとしたわけです。高岡駅から城端線で砺波駅、そこからバスで20分行ってバス停から山を登ること20分、ぼくの前に現れたのは
うんこれキャンプ場というよりスキー場だね。実際彼女たちが炊事などをした場所は雪に覆われてなかったので見つけられたのですが、
ひとたび丘の上などに登れば
完全にスキー場ですありがとうございます。こんなとこ登るから2日連続で靴が浸水するんです。
さらにここでゆりゆららららゆるゆり大事件が起きます。何かって滑ってこけたんです。こんなとこ普通の靴で歩いてるんだから当たり前っちゃ当たり前。しかし問題は、こけた先が泥地でズボンから何から泥だらけになったんですね。富山のキャンプ場で泥だらけになる、これもまたとない経験。それどうしたかってキャンプ場のトイレで洗いました。特にズボンなんてぐっちょぐちょになったんで雪の中パンイチになりながら一生懸命洗いました。ついでに言うと替えはないので濡れてビショビショのズボンそのまま履きました。乾きやすいようにダッシュでバス停まで下山しました。山からダッシュで下りてくるビショビショのオタク、怖い以外の何物でもない、即110番。
バスで砺波駅に着くころにはズボンも乾きただのオタクに逆戻り。ttの聖地城端に向かったあと(すいません写真ないです)、高岡に戻り金沢へ。金沢駅の美しさに感動しネカフェにin。フリークスANNEX片町店。前日の失敗を活かしちゃんと道中で調べておいたんです。人間は日々成長している。
ここまで、聖地巡礼とぼくのネカフェデビューの話でした。なんか結構長くなってたんでここらへんで切ります。続きは後編、能登半島に行きます。果たしてまた靴は浸水するのか。
では、どうも。
2016秋 北陸/飛騨/郡上周遊【3.郡上編】
どうも、久しぶりに帰省して暖房を自由に使える喜びを感じているりゃなんです。
前回は高山本線ばかりじっくりやりましたが、本日のメインは長良川鉄道越美南線という路線です。例にもれずWikipediaから
元は日本国有鉄道(国鉄)の路線で、岐阜県と福井県とを結ぶ鉄道(越美線)として建設された。全通は果たせず、福井県側の越美北線は西日本旅客鉄道(JR西日本)に承継されたが、岐阜県側は国鉄分割民営化を前に特定地方交通線に指定され第三セクター化された。
まあつまり元々岐阜と福井を結ぶ予定(繋げず)の国鉄の路線だったけど、岐阜側はあんま人乗らなかったから別の会社になったわけです。また、長良川鉄道は会社名であり路線名ではないのですが、越美南線以外の路線が無いので以下路線の名前としても長良川鉄道と呼ぶことにします。
それではさっそく長良川鉄道に乗っていきましょう、という前にまずは始発駅から見ていきます。
長良川鉄道の始発駅は岐阜県美濃加茂市の中心部、中山道51番目の宿場町である太田宿から発展した街にあり、高山本線との接続駅たる美濃太田駅です。ちなみにこの街はのうりんというアニメの聖地になっています。以下比較画像。
構図が違うのでよくわかりませんが、モデルになった高校です。しかし前回といい高山本線沿線はアニメ聖地だらけですね、オタク輸送路線。ありがとうございますJR東海という感じ。オタクなので。だけど頼むから高山本線にクロスシート増やして。
2700円の長良川鉄道フリー切符を買って(窓口営業時間外でも列車の乗務員さんに話せば何とかしてくれます)、それでは今度こそ長良川鉄道に乗っていきます。美濃太田駅を出て40分ほど、郡上市に入るあたりからその名前の由来たる長良川の悠然な姿が車窓に、
圧倒的長良川。ここから終点の北濃まで1時間半くらいずっっっと川沿いを走ります。これぞズッ友。
先ほど述べた郡上市という市はいわゆる奥美濃という地域にあります。その郡上市の中心であり、一年を通して数多くの観光客を集める町で降りてみました。
旧国鉄の駅舎がそのまま残るとても年季の入ったぼく好みの駅。ここはそう城下町として有名な郡上八幡です。よく奥美濃の小京都と呼ばれたりしています。ちなみに前回触れた高山や飛騨古川は飛騨の小京都と呼ばれることがあるそう。岐阜の山奥小京都だらけやんけ小京都がこんなにあるなんて岐阜はとてもいいところです!!
まあ百聞は一見に如かず。その小京都の町並みを見てみましょう。
小京都最高や!!!!
一番上の写真のように、郡上八幡は水の町と呼ばれる水路が発達した町、ぼくはこんな町並みが三度の飯より大好きです。ちなみに一番下の建物は旧町役場です。
郡上八幡はこれだけでは終わりません。ここは城下町、つまりお城があるんです。町のシンボルたる天守とそこからの眺めを続けて、
はぁ~最高か。
紅葉の名所、郡上八幡城。その眺めは素晴らしいものがあります。皆さんも是非一度いらしてみてください。天守閣の入城料は大人310円です。なお写真からわかるようにかなり山の上です。足腰は鍛えていきましょう。
郡上八幡、まだ続きます。ここのお土産として有名なのがこちら
奥美濃の清流で獲れたサンマや山で見つけた松茸をお土産にするわけではありません。食品サンプルをお土産にするんです。実は全国の食品サンプルの約60%はここ郡上八幡で作られているらしいんですよね。なんでも食品サンプルの開発者が郡上八幡出身だったそうで。写真じゃよく伝わりませんがこれ本当にリアルです。あなたも郡上八幡に来た時はぜひ、見るだけでも楽しいです。
さて、こんな感じで郡上八幡を楽しみ食品サンプルを買おうとレジに行ったぼくはあることに気づきました。
財布が……無い……。
即電話
ぼく「すいませんもしかしたら車内に財布忘れたみたいで、この時間の列車なんですが……。」
長鉄「その列車を確認するので数十分お待ちいただけますか。」
-20分後-
長鉄「車内にありました。北濃から列車に乗って帰ってくるので後で郡上八幡駅までお越しください。」
ぼく「ありがとうございます。」
財布氏、ぼくより先に長良川鉄道完乗。
本当に見つかってよかったです。あとこの時「普段から財布以外に別に1,2万円持ち歩く」という習慣がとても活きた(財布帰ってくるまで食品サンプル買ったり飯を食ったりできた)ので、皆さんも特に旅のときは意識してみてください。
町散策を終えて財布と再会すべく駅に戻ってきました。しかしこの郡上八幡駅、本当に素晴らしくレトロな駅なんです。
こういうのを求めていた……。
一番下のは跨線橋の中です。どうですかこのレトロっぷり、とても良くないですか?共感していただける方とはいい酒が飲めそう。
そんなこんなで財布氏と再会し再び長良川鉄道。次向かったのは
美濃白鳥という駅。越前(福井)と飛騨・美濃を繋ぐ交通の要衝であり、郡上市内で八幡に次ぎ2番目に大きな町です。駅メモでは白鳥ハルちゃん由来の地ですね。なんでここに降りたかというと、まあたまたま待ち時間があったからです。この町を歩いてみて思い出に残ったのがこちら。
白鳥神社のイチョウ。めちゃくちゃでかいんですよこれ。ただご神木は20年ほど前に枯れたケヤキの木だそう。いったいどんだけ大きかったんですかね……。
あと、上の方で述べたように今回乗っている長良川鉄道越美南線はもともと岐阜と福井を結ぶ目的で作られています。そのためこの美濃白鳥駅から西に30キロほど歩けば、繋がるはずだった相手のJR越美“北”線九頭竜湖駅に行くことができます。山越えの峠道、片道6時間半です。物好きな方は歩いてみてはどうでしょうか。えっバス?んなもん10年以上前に廃止されたわ。
さあ白鳥の町歩きを終えて本日三度目の長良川鉄道、白鳥から3駅でついに終点の北濃に到着しました。始発の美濃太田から70キロ、どんな駅なんでしょうか。
大自然。駅の周りはどうかというと
めっちゃ大自然。しかし長良川はすごいですね、こんな上流に来ても川幅がそんな変わってません。ちなみに駅構内に古い転車台が残っていました。1902年に作られたもので国の登録有形文化財らしいです。
さあ終点まで来たので折り返し、帰途につきます。が、ここまで来る途中に気になった駅があったのでそこで降りることに。その駅の名は
みなみ子宝温泉駅。下のローマ字表記がちょっと窮屈そうです。なんでこんな名前なのかって、
列車(右)降りたら目の前が温泉の入口(左)。
もう靴のロッカー見えてます。駅から徒歩5分とかそんなレベルじゃありません。3歩です。ホップステップジャンプで温泉、新感覚。
まあそれじゃあ温泉行ってみましょうか。名前は日本まん真ん中温泉子宝の湯。日本の人口重心とやらがあることから名づけられたらしいですがそれはさておき、この温泉のすごいところは料金です。一般入浴料は600円なんですが、ですが、
驚異の400円引き、66%OFF。
列車から降りるときに運転士さんに降車証明書をもらうだけでこの割引。鉄道旅マンの強すぎる味方がここにいた。この安さなのにとてもしっかりした露天風呂、ヒノキならぬ槇(マキ)風呂もあり、シャンプーボディーソープ完備。すごいです。あとホームへのドアの上にはこんなものが
列車の時間に合わせて信号機が点灯します。北上線のほっとゆだという駅にもありましたねこれ、楽しいですよね。
ゆっくりするのはこれで終わりにしてここから一気に上洛します。美濃太田で一日お世話になった長良川鉄道に別れを告げJRに乗り、岐阜までは高山本線。そこから東海道本線に乗り米原、そしていつもの新快速で京都帰還。東海道線めっちゃ速い、あっという間。そんで5日間の旅で切符がどうなったかというと、
こうなりました。
さあこれでこの前の旅の旅行記は終わりです。これから日常のことを話題にしていくのか、過去の旅をまとめるのか、全く決まってないので何か希望があれば意見ください。
それでは、どうも。
余談
2016秋 北陸/飛騨/郡上周遊【2.飛騨編】
どうも、初めてのブログで周りの反応を結構ドキドキして見ているりゃなんです。
前回は特急と新幹線で(タイム)ワープをして富山まで行ったところまでやってその後を放り投げましたが、続きちゃんと書きますよ。というわけで第2回飛騨編です。
富山~飛騨
前回は北陸本線を満喫しましたが、今回は富山から高山本線に乗ります。というかほぼ高山本線しか乗りません。
高山本線(たかやまほんせん)は、岐阜県岐阜市の岐阜駅から高山駅、猪谷駅を経て富山県富山市の富山駅に至る鉄道路線(地方交通線)である。岐阜駅 - 猪谷駅(富山市)間は東海旅客鉄道(JR東海)、猪谷駅 - 富山駅間は西日本旅客鉄道(JR西日本)の管轄となっている。
以上Wikipediaより引用、まあざっくり言うと富山県内はJR西日本がやってて岐阜県内はJR東海がやってるんです。その富山側で会える車両がこちら。
ロングシートと謎の手で押して開けるドアがポイント、西日本各所でローカル線にやってきた旅人に強烈なイメージを植え付けるキハ120ちゃんです。ここだけ見るとめっちゃ鉄オタっぽくなりますね。そんだけ愛着が強いんです。ローカル線大好きなので。この子はこれ以降よく出てくると思うので記憶の片隅に残してあげておいてください。
こいつがいるってことはその路線は地方ローカル線、そうなると車窓はこんな感じ
田舎ですね~~~~~~~~~~~。
それがいいんですよそれが。2枚目の方が乗換駅の猪谷駅、富山駅から1時間弱揺られた結果の大自然。そして猪谷から先のJR東海区間の車窓も
これを待っていた。高山本線はいいぞ。猪谷を出てすぐ岐阜県は飛騨地方に突入し、窓いっぱいに広がる神通川と山と民家と畑を堪能しながら再び列車に揺られること4,50分。
飛騨古川という駅に来ました。この駅、ここ最近でとても有名になった駅なんです。その理由が、
この某前前前世から君を探し続ける映画。この映画のいくつかのシーンのモデルになったらしいんですよ、いわゆる聖地ですね。ぼくこの映画見てないんで詳しいこと言えないんですけどね……。それでも回ってみました、聖地。
上のポスター下側の上段右端、アップしてもらえたらわかりますが確かにそのままです。しっかしアニメの描写丁寧ですね、聖地巡礼し甲斐がありそう。
ただ飛騨古川は聖地抜きにしてもとてもいい町なんです。それではあなたも飛騨古川に行きたくなる写真集、どうぞ。
もうこりゃぼくの好みドンピシャです。白壁土蔵、寺社、農地の3連複。善い哉善い哉。だからこれ見てるそこの君、飛騨古川に行きましょう。行くんじゃ。
さあ落ち着いて、高山本線はまだまだ続きます。飛騨において第一の都市といえばご存知、小京都飛騨高山。えるたそが可愛すぎるアニメこと氷菓の聖地でもあります。そんな高山の玄関口たる高山駅の駅舎がこちら、
えっ何このかっこいい駅……。わからない人もいると思うんですけど、高山駅はずっと改修工事をやってまして、半年前に来たときはもっと古そうな駅だったんですよ。
↓Before
↓After
さながら「地味目な地方の女の子が大学デビューしたような感覚」です。一番の萌えポイントは、こんだけ綺麗になっても未だ自動改札ではないことです。方言が抜けきってない女の子みたいな感じですかね。
と、ここまで書いておきながら今回は演習のついでで時間が限られているのと、今年4月に半日かけてじっくり巡ったため申し訳ありませんが高山はスルーとなりますm(_ _)m。もしその時の旅行記を読んでみたいという人がいれば米やらリプやらください。対応します。今日はこんな扱いですが飛騨高山はホントめちゃくちゃいいとこです。ぜひお越しください。
あと実際ならここで前回話した大学の演習が入って山中に篭るのですが、これは旅行記なのでその部分はざっくりカット!!!次の目的地に向かいます。
飛騨~美濃
高山本線をさらに南進、次の目的地、それは
日本三名泉の一つ、下呂温泉です。本当は河川敷の噴泉池に行きたかったのですが水着着用が原則とのことでほかの日帰り温泉に、露天風呂の気分だったので今回はクアガーデンというところ、700円でいろんな露天風呂が楽しめます。なお内風呂がないので寒い時期だと厳しいかも……?(写真はないです)
本当に突然ですがここでクイズです。下の洋風建築は何でしょう?
これ、実は下呂温泉の公衆浴場「白鷺の湯」なんです。歴史も深く大正15年から、さすが三名泉といった感じですね。
さあ風呂でさっぱりしたらあとは寝るだけ、下呂から高山本線で美濃太田、太多線に乗り換え数駅、ここは可児市。
まーたお前か快活club。こちら可児店は駅から10分程と近いですが道が暗くてわかりづらいので要注意。美濃太田から岐阜方面に数駅行った各務ヶ原の駅のすぐ前にも快活があるので是非ご利用ください。
と、飛騨を縦貫し美濃に突入したところで飛騨編も終わり。次は郡上編です。そちらもまた後日。
それでは、どうも。
2016秋 北陸/飛騨/郡上周遊【1.北陸編】
どうも、秋のスル関3day残り2日分をどう使おうか悩んでいるりゃなんです。
旅行記ブログとしてここはやはり旅のことを書かなければ、ということでこの前ちょっと福井や高山を回った話を書きます。見出しの名前が長いのは仕様です。そういうひねったこと考えるの苦手なんです。
以下成り行き。
発端は大学の演習で飛騨まで行かなければならなくなったこと。現地集合現地解散だと聞いたぼくはそれはもういろいろ回るしかない!と
京都駅でこんな切符を買ってきました。こんなの買えるんですね。買ったぼくがちょっとびっくりです。
以上成り行き。以下本題の旅行記。
16日のぼく「明日は早起きして2限出て福井に行くぞ!」
17日のぼく「寝坊した……。」
「そんなときのサンダーバード」
特急課金してしまいました。速いんですよこいつ、福井まで1時間半。新快速だと1時間半かかってやっと敦賀なのに……。
そんなこんなで有象無象鈍行列車を蹴散らし追い抜きたどり着いた福井駅がこちら。
駅前が現代ではありません。中生代です。サンダーバードがタイムマシンだった説まである。しかしこの恐竜、なんか鳴き声あげるし動くんですよね。すごく念が入ってます。
行ったことある人はわかると思いますが、福井は駅のベンチにも恐竜がいます。なんで福井駅がこんなジュラシックパークになってるかというと、知ってる人も多いと思いますが福井県は日本随一の恐竜化石の産地だそうなんですよね。そこでこんなとこに行ってみました。
こちら、福井県立恐竜博物館です。なんか影が写りこんでいますが気になさらず。
福井駅からえちぜん鉄道という私鉄とバス乗り継いで1時間半、それなりに遠いです。えちぜん鉄道の窓口で電車の切符とバスの乗車券と博物館の入場券がセットでお得になったのが売っていますのでおすすめしておきます。
で、この博物館、恐竜の骨格標本がそこかしこにあってそういうのが大好きな方はもちろん楽しめますし、学術的説明もかなりの量でしっかり成されています。
正直言います。めちゃくちゃ楽しかったです。こういうのが好きな方、ぜひいらしてください。激推しです。
さて、恐竜博物館でウキウキになりすぎて2時間半も使ってしまったぼくは急ぎ温泉へ。福井県の温泉といえばやはり芦原温泉。芦原の温泉街はえちぜん鉄道のあわら湯のまち駅からすぐのところにあります。JRの芦原温泉駅からだとバスで15分くらいですね(片道290円)。
こちら、芦原温泉の日帰り入浴施設セントピアあわら、入浴料は500円です。シャンプーとかもついてます。
い~~~いお湯でした(語彙不足)。男湯と女湯で全く違うタイプのお風呂が楽しめるのがポイント(光が入ってくる白い風呂とシックな感じの木の風呂←また語彙不足)。1週間ごとに入れ替えられるらしいので1度行った人ももう1度行ってみてはいかがでしょうか。どちらもとても素晴らしいお風呂です。
お風呂に入ってポカポカになったはいいですが、この日の宿は富山なのでここから駆け足で(写真めっちゃぶれてるのは気にせず)。
お前特急使いすぎだろ鈍行はどうしたという声が聞こえてきそう。実際ぼくも思ってます。まあ北陸新幹線乗りたかったから、それなら乗り継ぎ割引で特急料金安くなるし乗っちゃえって思ったんです、はい。いやだけど北陸新幹線すごいですよ、自由席でも窓側だけじゃなく全席ちゃんとコンセントついてます。
あと真ん中の金沢駅、本当にきれいですよね……。美しいです。今回はほぼ通過だけみたいな感じでしたが、駅といい美術館といい金沢城といい金沢は本当にいいとこですよねぇ。
そしてこの日の目的地、富山駅です。
思うんですけど北陸の駅は揃いも揃ってめっちゃ綺麗になりましたよね。4,5年前山登りに来た時の富山駅はすごく地方感があったんですけど、今や路面電車が駅の中突っ込んでます。そして早く完全高架化して南北を行き来しやすくしてください。早く。
そんなこんなでこの日はこのままお馴染み快活泊。今日は富山掛尾店。
もはや第二の実家。ぼくオレンジの屋根大好き。
と、適当に書いてきましたがこの辺りで北陸編終わりです。次の飛騨編に続きます。そっちはまた明日にでも更新します。(今回北陸編といいながら福井しかやってないんじゃないか……?)
それでは、どうも。
以下余談、富山駅のネカフェ考察。
ぼく富山という県が本当に大好きでよく来るんです。ただ右サイドのネカフェマップ見たらなんとなくわかると思うんですが、富山市ってネカフェ多いんですけどどれもこれも富山駅から遠いんですよね。個人的に鉄道旅においては
- 快活club富山荒川店:新庄田中駅より徒歩10分弱(富山地鉄本線2駅、運賃200円、終電2330発)
- 快活club富山掛尾店:南富山駅より徒歩15分(路面電車終点、運賃200円、終電2358発)
- アプレシオ呉羽店:呉羽駅より徒歩10分強(あいの風とやま鉄道1駅、運賃210円、終電2331発)
の3つですかね。荒川快活は駅から一番近い。掛尾快活は終電の遅さと路面電車ならではの本数の多さ。呉羽アプレシオはあいの風のフリー切符持ってるなら(18切符じゃ降りれない)、という感じですかね。以上余談でした。
はじめまして
どうもりゃなんです。最近この前発売された川田まみさんのベストアルバムを聴いて聴いて聴き続ける毎日を送っています。
以前Twitterでフォロワーさんからこんな投票を募ったのですが、
旅をまとめたブログを作る案を思い付いたのですがどう思いますか
— りゃなん (@ryanan487) October 31, 2016
まあ以上のような結果になったので一念発起やってみるか、と手探りでこのようなブログを作ってみた次第です。
ブログといっても日々のTwitterの延長線上のような感じで書いていくつもりです。ちゃんと続くかも正直わかりません。内容はおおよそ旅行記です。ときどきアニメや野球やらといった趣味や日常の話題も入るかもしれません。まあ入るでしょう。
どうなるかは正直全く不明ですが、皆さん宜しくお願いいたします。