平成31年春 九州離島旅【9.平戸編】
どうもりゃなんです。大学が流行り病で休講なのでとにかく暇です。暇な時こそ旅行記を書き進めるチャンス。
てなわけで前回で五島旅を終わらせまして、ここからはしばらく九州本土を旅します。今回は佐世保から平戸の方へドライブに行った時の記録です。平戸は本土と言っていいのか?
10日目<3月16日> 平戸編
前回の最後で小値賀島から佐世保港に戻ってきまして、ネカフェに泊まり明朝レンタカーを借りました。ドライブに入る前に佐世保で見かけた光景を
朝潮ちゃん……
横に並んでいる佐世保バーガーのキャラっぽい何者かとの等身の差が激しい。
それではドライブに行きましょう。まずは佐世保の近くにある展望台に行きます。その名も展海鋒。しゃれた名前だ。
めっちゃいっぱい島あるやん、その名も九十九島。残念ながら“つくも”島じゃありません、“くじゅうく”島です。ちなみに実際にある島の数は佐世保市曰く208らしい。リアス式海岸すげえ。
絶景を眺めたりコンビニに寄ったりして、佐世保から車で北上すること1時間強
平戸大橋!
というわけで平戸に関するちょっとした説明入れておきますね。
ここが平戸。平戸藩の城下町があった平戸島とその周りの島、平戸諸島がメインとなる西の果ての町です。平戸島に行くためにはさっきの赤い平戸大橋しか道が無く、昼間でも混むのに朝とかはえらい渋滞、高速がまだ通ってないので車で行こうとすると延々下道を走る必要が、早く道整備してくれ。ここらへんの状況天草に似てますね。
そんな平戸ですが、歴史の教科書にも出てきたように桃山時代から江戸時代初期(鎖国されるまで)は中国やポルトガル、オランダとの重要な貿易港。鎖国後も隠れキリシタンが多く住み、今ではキリスト教会が数多く建っています。
それでは平戸周辺のキリスト教会を一気に巡っていきましょう。レッツラゴー
これは田平教会。平戸市内といっても九州本土側、鉄道好きには日本最西端の駅(沖縄のモノレール除く)、たびら平戸口駅があることで有名な田平地区の教会です。中には美しいステンドグラスが。
こちら宝亀教会。国道から分かれて車擦りそうなほど細い路地を上がった先にある、隠れているような教会。そんなところに本当によくこんな立派な教会作りますよね、すごいなぁ。
紐差教会、宝亀教会とは違って国道からとても目立つ大きな教会。見た目も荘厳ですが中も優雅、ロマネスクって言うんですかねこういう建築様式。
この教会の近くをドライブしてたら
綺麗なビーチがありました、人津久海水浴場。空も水も車も青い。青い車を運転するの初めてだったんですけど、晴れた海にすごく映えますね。
ビーチを過ぎ、細い道をどんどん走っていくと
海抜0mから山の斜面をどこまでも駆け上がっているような春日の棚田。この棚田、実は棚田のある春日集落ごと世界遺産に指定されています。1枚目の後ろに見える山は安満岳と言って山岳仏教の聖地の山なんですが、潜伏キリシタンたちはこの安満岳も信仰の対象にする独自の信仰を作り上げたらしいです。
棚田を小1時間散策して、さらにドライブを続けていくと
再び大きな橋が出てきました。生月大橋という橋、トラス橋ってやつですね。実は対岸が平戸島、写真撮ってるこっち側は生月(いきつき)島という別の島です。それじゃあ今度は生月島を回ってみましょうか。と車に戻ると
猫ちゃ~~~~ん
こりゃ動けませんね、しょうがない。というわけにもいかないのでじゃれ合ってどいてもらいました。気を取り直して生月島ドライブスタート
生月島の山の上、奥には風車や海が見えて解放感があるここは山頭高原。放牧されている牛さんが長閑に過ごしてました。
これは生月島の北西海岸にあった塩俵断崖。すげえ崖だ、北西岸だとやっぱり日本海からの季節風の影響が大きいんですかね。
生月島の北端にある大バエ灯台。北や西を向けば一面に広がる大海原。2枚目は北東に向いて撮った写真で、右奥に見えてるのは的山(あづち)大島という平戸諸島の別の島です。的山大島は別の旅で行ってきたんですけど、旅行記いつか書きます。いつか。
生月島をぐるっと回って戻ってきました平戸島。腹が減ったので飯を食いに平戸の街まで行きましょう、昼飯昼飯。
こちら平戸名物あごだしちゃんぽん。あごだしの説明は3つくらい前の回でやりましたね。トビウオのだし、何に入れても合いますね~。
と、腹ごしらえも済ませたので歴史ある城下町平戸を歩いてみましょうか。
漁港と湾の向かい側に建つ城。すごく日本的。
川に架かる古い石橋と城の入り口の門。とても日本的。この橋重要文化財だそうで。
寺の後ろにそびえる教会の塔。に、日本的……?不思議な光景だけど、これが平戸、これが長崎県なんですね。この地域に行かないとみられない光景、大好きです。
あ、あとそんな平戸の町には
酒造もあります、森酒造。美しい町には良い酒蔵がある。純米吟醸を買いました、美味しかったです。
いろいろ回ってたらそろそろ夕暮れの時間。
川内峠というところまで上がってきました、いやー絶景。奥に見えてるのはさっき行った生月島ですね。平戸も生月もいい島だった。
と日が沈んだので今回はここまで。この後麓にある平戸温泉に浸かり、夜道を島原まで走って車中泊したわけですが、まあこれ以降の話は次回、島原編で。
あ、平戸の観光HP置いときますね。
田平地区と平戸市街くらいなら鉄道やバスで行けんことも無いですけど、平戸は基本的に公共交通が不便なので、佐世保かどこかで車を借りていくのがおススメです。走りやすい道は生月大橋くらいしか無いけど。
便は悪いですが、平戸ならではの景色がいろいろなところに転がっているので、是非行ってみてください。バスで行く場合、平戸バスセンターの近くには足湯もあるので、バス待ちの時間に入るのもいいですね。
それでは
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平成31年春 九州離島旅【9.平戸編】