備忘録以上記憶未満の何か

さて当ブログはゆるふわ旅行記日常ブログです。テーマは、描写的には「放浪と趣味」、内容的には「洒洒落落」です。

平成31年春 九州離島旅【7.野崎島編】

どうもりゃなんです。10連休ひたすら旅に出てたせいでお久しぶりになっちゃいました。元号も令和になって気温もどんどん上がってきたんですけど、このブログはまだ平成31年3月です。今回は野崎島編、どんな島でしょうか。

 8日目<3月14日> 野崎島

前回レンタカーを返した後、レンタカー屋の人に港まで送ってもらって

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次の島へ、フェリーに乗ることだいたい1時間弱で

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もう着いた、名前は小値賀島。まあとりあえず地図載せときますね。

しかしこの小値賀島が今日の目的地ではないんです。小値賀港からこの

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別の船に乗ります。目指す島は野崎島。上の地図で小値賀島の右横に縦長の島がありますよね、そこが野崎島。島へ行くにはこの1日2本の町営船か、そうじゃなければ海上タクシー使うしかない。1日2本って少なくない?と思った方、それもそのはず、この野崎島は実質無人なんです。とりあえず行ってみましょう。

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着きました野崎島。港そのものは立派な突堤に立派な桟橋なんですが、港の周りはと言うと

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一面廃屋だらけ。

解説行きましょう。野崎島にはかつて3つの集落があり、昭和30年代には600人以上の人が暮らしていたそう。その後高度経済成長を経て島の人口は減り、平成13年に最後の島民が離島して無人島になった、そんな島なんです。この港のある集落が野崎集落、ここから遊歩道と山道の境界線みたいな道を歩いていくと

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現れるのが野首集落。奥に立派な教会が見えますね、そうこっちは隠れキリシタンの集落です。実はこの無人島、まるごと世界遺産長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」に登録されています。もともと聖地で宮司といくらかの氏子が住んでいただけの野崎島隠れキリシタンたちは目をつけ、弾圧厳しい本土から移住してきたんだそう。

ちなみにもう一つのキリシタン集落舟森が島の南端にあるんですが、野首から山道を片道1時間以上歩く必要があったのでこの時は行けませんでした。こちらは今は教会もなく墓地が残るのみです。

話を野首に戻して、写真手前に写っている建物は昭和60年に廃校になった小値賀小中学校野崎分校。今は改修されて自然学習村という施設になっています。そしてなんとこの施設

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泊まれます。

素泊まり3500円(別税)、シャワーと布団付き。飯は出ないんですけど

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ここで調理実習自炊できます。ただしこの島に商店なんてあるわけないので食材は小値賀島で買って持ち込むしかない。ちなみにこの日はたまたま上五島からの行程が同じで一緒に泊まった大学生の人と一緒に

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もつ鍋を作りました。日本酒をワイングラスで飲んでるところは気にしてはいけない。

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ちなみに廊下はこんな感じ、廃校って感じがする。あとこの施設には小値賀島から来た管理人の方が一人いて、教会やらの島の諸々を管理しながら日夜過ごされています。つまり本当のことを言うとこの島は無人島ではないんですよね。まあ島民1人ってのもそれはそれで。

っと、そういえばすっかり教会のことを忘れていました。

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これが野首教会、40年以上前に住人がいなくなった野首集落を高台から見下ろし続けるその姿は威厳さえ感じる。自然学習村が低いところにある上に平屋なこともあって、島にはもうこのレンガ造りの教会しか残ってないんじゃないかという感覚も。3枚目の朝日の時間に中に入ったらステンドグラスがそれはもう芸術的でした。

ここからは人がいなくなってしまった野崎島の写真を何枚か

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野首集落の光景、野崎島は全体的に山がちなので段々畑が多いんですが結構石垣が崩れてきています。港のある野崎集落の方は

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もうこんな感じで自然に帰るのも時間の問題そう。そして野崎の段々畑の近くには

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集合住宅だったらしき廃墟があります。中はと言うと

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こんな感じ、まだギリギリ布団と畳と壁が生きてるおかげで家の体裁を保っている。

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この写真は野首教会の裏側から西の方角を見た光景。奥に見えているのは小値賀島東シナ海なんですけど、手前のはなんと野崎ダムと言うダムの貯水池です。この水は小値賀島に送られ農業用水として使われるそう。

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そのダムの下にある荒地にはキリスト教式のお墓が立ってました。よく見ると周りに石垣が見えるし家か何かあったのかもしれませんね。

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これも野首教会の裏で撮った写真。人間がいなくなったこの島は今は鹿イノシシの楽園になっていて、夜が近づくとそこら中を走り回っていました。あとここは無人島なので日が沈んだら即刻漆黒。管理人さんには「夜外出ちゃだめだよ」って言われたけど確かにあれは出れんわ、飯食べて酒飲んだら早めに就寝。

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翌日の朝は快晴だったので港まで戻るついでにちょっと散歩。野崎島は山がちな島ですが野崎の集落の近くにわずかに平原が、たぶん溶岩台地でしょう。昔の島民はこの平地を何に使っていたのか、鹿が闊歩する原野と化した今ではもう何もわからないですね。

こんな感じで散策していたらもう船の時間、ちなみに朝の船を逃すと次は7時間後とかなり死活問題なので

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さようなら、、

こう見ると本当に山がちな島、ここに住んでいた島民の方の苦労がしのばれる。

と区切りが良いので今回はここまで、短い気もしますがリハビリも兼ねてるのでこんな感じ。次回小値賀島編、乞うご期待。

野崎島世界遺産かつ実質無人島かつ船便1日2便なんて特殊な島なので、行きたい場合は早い段階で小値賀アイランドツーリズムに連絡しておきましょう、宿泊や訪問の申し込みだけでなく島についていろいろ教えてくれたりプランを考えてくれたりします。あと港から野首教会まではそこそこ距離があります、歩きやすい服装と靴で行きましょう。

そんなアクセスが非常に悪い野崎島ですが、辿り着けばそこで見たことのない景色時が止まった集落思いを今に伝える教会があなたを待っています。そんな野崎島に是非行ってみてください。

それでは

 

今回の旅の記事一覧です。 

平成31年春 九州離島旅【1.竹原/忠海編】

平成31年春 九州離島旅【2.大崎上島編】

平成31年春 九州離島旅【3.山口/福岡編】

平成31年春 九州離島旅【4.五島久賀島編】

平成31年春 九州離島旅【5.五島福江島編】

平成31年春 九州離島旅【6.上五島編】

平成31年春 九州離島旅【7.野崎島編】