平成31年春 九州離島旅【2.大崎上島編】
飽きずに2回目を書きました、どうもりゃなんです。この題名で皆さんに会えて本当によかった。
前回は竹原の港まで行ったところで終わりました。今回は船に乗って島に行くところからですね、題名のうち“離島”要素がやっと登場。九州要素はまだ先、九州ファンの皆さんもうちょっと待ってね。
2日目<3月8日> 大崎上島編
さて前回書いた通り、竹原港からは大崎上島や大崎下島に行く船が出ています。
位置関係はこんな感じ
大崎下島も古い町並みがあったりミカンが美味しかったりとおススメなのですが、今回は題名にもある通り“大崎上島”です。
そんな島知らねえよという人のために、とりあえず大崎上島町のHPから基本情報を引っ張ってきました。
大崎上島町の概要
大崎上島町は瀬戸内海の中央、芸予諸島に浮かぶ大崎上島にあり、南は愛媛県大三島、岡村島に海上1キロメートルで面し、北は竹原市、安芸津町に海上10キロメートルで面しています。
広島県本土側とは、竹原・安芸津港と高速船、フェリーで結ばれており、その他大崎下島、大三島・今治との便もあります。
人口は7,988人(平成27年12月末現在)、面積は43.11平方キロメートルで、気候は瀬戸内海独特の温暖少雨な気候で、降雪・降霜日数も多くありません。
こんな感じ、それでは以下本題の旅行記。
竹原と大崎上島を結ぶフェリーは1日なんと32往復、毎時2本くらいのペースで出ています。さっそく乗り込んで出航、大崎上島への航路上で進行方向右手にある島が見えます。
それがこれ、契島。軍艦島みたいな様相を呈してますね。この島がなぜこんな外見をしているかというと
広島県竹原市の沖合い約4キロメートルに位置し、面積は9万平方メートル[3][6]。
島のほとんどが東邦亜鉛株式会社の所有で、同社の工場(契島製錬所)である[3]。日本の40%以上の鉛がこの島で製錬されている[1]。2017年現在、日本国内で鉛鉱石からの製錬を行っているのはこの島の工場のみ[3]。
大崎上島町営フェリーが立ち寄る波止場を除き、同社関係者以外は立入禁止だが[3]、工場マニア・廃墟マニアの間で端島(長崎県)に次ぐ「もう一つの軍艦島」として注目が集まり、無断で工場敷地内に立ち入るマニアが後を絶たない[5]。
以上Wikipediaより。島全体が工場だからあんな見た目してて、さらに一般人は立入禁止、島に住んでる工場関係者は30人ほどいるらしいです。やべー島だ。
そんな契島を横目に見ながら船に揺られること約30分
大崎上島白水港に着きました。
今回は港のそばの観光案内所でレンタカーをして島を巡るのですが、その車がこちら↓
皆さんこんな車運転したことあります?日産の二人乗り電気自動車です。普通の車と比べて窓がないので風が入り放題、冬だとちょっと寒いかも?小さいので航続距離はそんなにありませんが島ならそこらへんは問題なし。ちなみにドアは
こう開きます。いやホント、最初ドアの開け方全然わかんなかったよ。
さあ気を取り直してこの車で島を回っていきましょう、まず最初に行ったのが
長島大橋という橋、トラス橋ってやつですね。小型自動車で走るのすごく爽快でめっちゃ楽しかった。
この橋、大崎上島の横にある長島という小さな島に渡る橋です。ちなみに長島には何があるかというと
めちゃでか火力発電所、そりゃあんな立派な橋作る必要あるわな。
橋の次に向かったのは大崎上島で一番高い山、神峰(かんのみね)山。軽自動車でも離合できなさそうな林道を小型自動車でバリバリ登っていくと
絶景じゃん……
さっきの火力発電所が左端に、メカメカしい契島が真ん中に見えてますね。解説入れるとこんな感じ
この写真は島の北側が望める第1展望台、ここから5分ちょい歩くと南側が望める第2展望台があるのですが、そっちの景色は
こっちも絶景じゃん……
天気がいいので四国までしっかり見えています。解説入れるとこんな感じ
雪化粧した石鎚山まで見えてる、なんという眺望。皆さん晴れた日には是非神峰山展望台に行きましょう。
山を下りて次に向かったのは、島の南東にある木江(きのえ)という集落。古い町並みが残っていると聞いてやって来ました。
土地が少ない港町ならではの木造3階建て、明治の頃までは九州・関西航路の風待ちの港として栄えたらしい。こういう2階がちょっと出っ張った建築を出桁造りというんでしたっけ。
古そうな旅館も残ってました。ただ写真でもわかる通り空き地が結構ありますね、過疎化の波はここにも……。
軽く町を歩き、昼飯にお好み焼き屋に入ったら地元のおばちゃんにめちゃくちゃ話しかけられタジタジになった後、今度はこの町の近くにあるホテル、きのえ温泉に日帰り入浴に行ってきました。
ここの売りは何と言っても瀬戸内海を一望できる露天風呂なんですけどまあ風呂場にカメラの持ち込みはできないので、ほぼ同じ景色だったホテルの駐車場の景色で代用。こんな感じ
これ見ながら露天風呂、他に客いなかったので完全に独り占め、贅沢の極み。日帰り入浴は10時半から21時まで、宿泊すれば朝6時から深夜0時までいつでもこの風呂に入れるらしい、皆さんも是非。
さて尺もないのでここからは大崎上島の各地で撮った風景写真を上げていきます。とにかく天気が良かったので圧倒的なまでの紺碧の海に紺碧の空です。それではどうぞ。
長島大橋の下の漁港から。
島の南側、大崎下島行きのフェリーが出ている明石という町。奥に見えるのは愛媛県の岡村島というまた別の島です。
島を回っていると気付くのが造船所の多さ。造船業は大崎上島町の基幹産業になっていて、島のHPに観光イベントで進水式が挙げられるほど。
島の至る所に造船用の巨大クレーンが立つ風景、圧倒されるしかない。あまりにでかすぎて近くで写真撮ろうとすると
こうなる。左下に写ってる人と比較してください、本当にめちゃくちゃでかいです。
こちらは豪商の家を改修し資料館として公開している海と島の歴史資料館「大望月邸」、なんと閉館時間を勘違いして中に入れなかった。また次回行きます。
これは木江の町にある天満港の桟橋。ここから向かいに見える大三島まで1日5往復フェリーが出ています。“またのおこしを・・”がいい味出してる。離島の桟橋って生活の要だからこその魅力を感じませんか?
最後にもう1枚瀬戸内海の写真。最高の色彩じゃないですか?だけどやっぱりそのドアの開き方は一言突っ込みたくもなる。
なぜそう開くんや。
こんな感じで6時間ほどレンタカーで島を巡って白水港の観光案内所に帰還。
これが観光案内所、おしゃれじゃないですか?これから九州行くと伝えたら案内所の人に博多の飯屋を教えてもらい、さらにスマホの充電までさせて頂きました。本当にありがとうございます。野宿すると充電持たないんですよね。
船に乗ろうと港へ行ったらちょうど日没の頃合い、港から望む夕陽がこんな感じ。大崎発電所さん三度目の登場です。
朝から晩まで絶景かよ。
朝忠海で朝日を見てから今まで最高の景色だらけ、てるてる坊主作ってきて本当によかった。
夕陽が沈んでもしばらく大崎発電所西の空を眺めていたら、フェリー入港の汽笛が
その後竹原に戻ってJR呉線に乗り込み広島まで普通列車で進みネカフェに入ったところで今回はここまで。
というわけで大崎上島編でした。めちゃくちゃいい島だった、本当に。行きたくなった方用の観光HPのリンクはこちら。
osakikamijima-kanko.moon.bindcloud.jp
てかぼくも早くまた行きたい、大望月邸入りそびれたし。
次回はたぶん山口・福岡編。ついに九州です、乞うご期待。ぼくの執筆意欲が続くことを祈っててください。
それでは
今回の旅の記事一覧です。